2015年6月9日火曜日

情報 無料高性能メールソフト sylpheed のスパムフィルター(bsfilter)の導入方法(Windows版)

無料高性能メールソフト sylpheed には、「sylfilter」が付いているのですが、
筆者がテストした限りでは正常にフィルタリングしてくれませんでした。

使用するフィルターは数種類選択することができるので、今回は、有効に機能しているbsfilterを使用します。

但し、bsfilterは作者が違いますので、使用する場合は別途用意する必要があります。

以下はその手順になります。(Windows版)


bsfilter のダウンロードはこちら


ダウンロードリストの中には、ruby という文字が付いたファイル多数ありますが、これはruby(言語)用のものなので使用できません。

リストの中からこの文字が付いていない最新のファイルをダウンロードして下さい。

※執筆時点では、
bsfilter-1.0.17.tgz 1.3 MB
3bfb66f673e6ec147c270237553a9dd5
2010-11-20 19:16
が最新でした。


ファイルを解凍する色々と入っていますが、使用するのは「bsfilterw.exe」のみです。このファイルを「sylpheed.exe」と同一フォルダーに投入して下さい。
以上で使用可能な状態になりました。


以下は簡単な設定方法です。



「迷惑メール対策を有効にする」にチェック

bsfilterを選択


動作はチェックボックスで変更。好みに合わせて設定すれば良いですが、参考までに筆者のチェック項目はこうなっています。

以上で設定は完了です。


以下はスパム学習のヒントです。



赤丸の当たりからいろいろ操作できます。


まず最初に「迷惑メールではない」の設定からやることをおすすめします。
「迷惑メールに設定」からやると、学習が進むまでスパムに該当しやすいため解除作業が面倒になります。

※受信済みのメールを一通り「迷惑メールではない」に設定すればOKということです。





情報 無料高性能メールソフト sylpheedをUSBに入れる(単一フォルダーで管理)

無料高性能メールソフト sylpheedをUSBに入れる(単一フォルダーで管理)

これは単にモバイル運用と言うことではなく、通常使用においてもバックアップが簡単になったり、PC間の引っ越しも容易になることを意味しますので、なるべくはこちらのセッティングでの運用をオススメします。 マシン入れ替えの際などはきっと幸せになれるはずです。

マルチプラットフォーム対応のソフトですが、以下の説明はWindows版で説明します。


sylpheedはこちらからダウンロード

http://sylpheed.sraoss.jp/ja/download.html


exe版、zip版などありますが、zip版をダウンロードします。

※exe版はインストーラにより初期フォルダがユーザーフォルダ内に自動設定されてしまうようです。


ローカルディスク内でも同じですが、ここではUSBメモリを想定して話します。

・解凍したsylpheedをUSBメモリにコピーします。



・フォルダー内の「sample-sylpheed.ini」を「sylpheed.ini」に書き換えます。(これ重要)



sylpheedを起動します。




・初期設定の画面が出ますがとりあえずキャンセルします。
単一のアカウントのみで使うのなら画面に従って設定するだけでも問題ありません。





・アカウントも同様





・なにも設定されていない状態で起動しました。






・メールボックスを作ります。
Sylpheed-3.4.2\config\Mailboxes というホルダーができているはずなのでこの配下に個別のフォルダーを作りましょう。







アカウントを登録しましょう。

単一アカウントのみの場合は問題ありませんが、設定を変更しないまま使うとデフォルトフォルダーにすべて入ってしまうので、個別のフォルダーに割り当てを変更します。

標準の受信箱から個別の受信箱に変更しましょう。変更方法は「選択」から先ほど作ったメールボックスの受信箱を選択します。

選択するとパスが表示されます。「#mh/」は自動でつきますが相対パスの表記なのでそのままに。

こちらも同様

フォルダーを選択すれば自動的に相対パスに書き換えてくれます。


これで大まかな設定は完了です。

スパムフィルターの設定記事もあるので合わせてご覧ください。

無料ソフト Sylpheed 高性能メールソフト クロスプラットフォーム対応(Windwos MacOS Linux)

無料で使用できる高性能なメールソフトのSylpheed 


動作環境は、Windows MacOS Linux などのバージョンが用意されています。
また、アドインでスパムフィルター機能が追加できます。

設定次第でシステム、データともにフォルダー1つで管理できるので、USBメモリなどにフォルダー毎コピーすればそのまま持ち出して使うことも可能になります。


やり方はこちらの記事をご覧ください。


また基本性能はもちろん、表示項目の列入れ替えなどにも対応しているなど細かい作り込みも上々です。

1点注意が必要なのは、フォルダーの考え方で、Becky! Internet Mail (著者愛用)など多くのメールソフトにおいて、アカウントを複数管理した場合、フォルダーとアカウントは1対1で対応しているものですが、Sylpheedは、アカウントとフォルダーは緩い関係性しかもっておらず、どのアカウントのメールはどのフォルダーに格納するのかは設定次第。という印象があります。

これを便利と見るか、判りにくいと見るかは使い手次第と思われます。
(単一のアカウントで運用するならまったく気にならないでしょう)



こちらからダウンロード

http://sylpheed.sraoss.jp/ja/download.html